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G. コミュニケーションとメディアおよび協調作業
- G1. [コミュニケーションに関する理解] コミュニケーションや、
情報デザイン等コミュニケーションに関連する事項に関する知識/
理解。(知識:情報一般)(知識:機械情報)(知識:人間社会)
- ★lv1: 情報のやりとりがコミュニケーションであり、公/共/私の階
層に分かれることを理解している。(小情)
- lv2: 望ましい/望ましくないコミュニケーションやコミュニケーショ
ン内容の信頼性について分かる。(小般)
- lv3: メディア/情報デザイン等のコミュニケーションの要因とそれ
らがもたらす影響を理解している。(高必)
- lv4: コミュニケーションを記録し分析する手法を理解している。[言心][社経]
- G2. [メディアの特性の理解] 多様なメディアの特性に対する理解
とそれらのメディアを使いこなす技能。(知識:情報一般)(知識:機
械情報)(汎用:創造性)
- lv1: 文字/画像/サウンド/動画/ゲーム/VRなどのメディアを主体的
に利用できる。(小情)
- lv2: マルチメディアやハイパーテキストのコンテンツを計画/デザ
インし作成できる。(★高選→中情)
- ★lv3: メディアの特性により自分からと他人からで見え方が異なる
ことを理解している。(中情)
- lv4: マスメディア等多様な情報伝達メディアの社会的役割や影響
を理解している。[哲法][言心][社経]
- G3. [協調作業のためのコミュニケーションスキル] 協調作業やそ
のためのコミュニケーション/プレゼンテーションの技能。(汎用:
コミュ)(汎用:チーム)
- lv1: 「一緒に〜する」「分担して〜する」をコミュニケーション
により実現できる。(小般)
- lv2: 共同作業のためのコミュニケーションに際して合意/確認が取れる。(中般)
- lv3: 共同作業の目的や進め方を集団の前でプレゼンテーションできる。(高必)
- lv4: 目的のために誰とコミュニケーションするか計画し実践できる。(大普)
- G4. [協調作業に必要な態度] コミュニケーションにおいて相手の
立場に立ち相手を尊重できる態度。(汎用:コミュ)(汎用:チー
ム)(専門:倫理社会)
- lv1: 「自分の望み」と「相手の望み」が一般には一致しないこと
を認識できる。(小般)
- lv2: 自分の伝えた内容が相手の立場からどう思えるか想像できる。(中般)
- lv3: 相手の発言内容が自分の望みと違う時にも相手の立場を理解できる。(高般)
- lv4: 相手を尊重しつつ合意点を探り、合意しないことも選択できる。(大普)
- G5. [グループ作業とリーダーシップ] グループ作業において協調
したりリーダシップを取ったりできる態度。(汎用:問題解決)(汎
用:チーム)(専門:倫理社会)
- lv1: グループ活動と個人活動の違いを知り他のメンバーと協力できる。(小般)
- lv2: リーダシップの必要性を理解しリーダになれる/リーダを支えられる。(中般)
- lv3: グループの目的に向けて自己の活動を判断したり他者と調整
したりできる。(高般)
- lv4: グループ活動の効果的な形を知り実現に向かって活動できる。(大普)
- (学校段階ごとの注記)
- 小学校 --
G1lv1は、総合的な学習の時間などで扱い、対面だけでなくネット
の コミュニケーションも含めて、発達段階を考え複数学年にわた
り行う★。 G1lv2は、まず国語科の基本的な内容として扱うが、それ
以外の教科や総合的な学習の時間などでも必要のつど随時扱うこと
が考えられる。 G2lv1は、国語の中で文字と絵の組み合わせなどの
形で扱い、それ以外の教 科や総合的な学習の時間などでも必要の
際随時扱うのがよい。ネット/ゲーム/VR/ E-sportsなどのメディア
は、そのための時間を特に設けてこれらを主 体的に扱うことにつ
いて考えさせるのがよい。 G3lv1、G4lv1、G5lv1は、総合的な学習
の時間をはじめとするグルー プ活動において必要の際随時扱うこ
とが考えられる。
- 中学校 --
G2lv2、G3lv2、G4lv2、G5lv2は、技術科に おいて扱うことが適し
ている。 G3lv3、G5lv2は、技術科で 扱うこともあり得るが、総合
的な学習 の時間をはじめとするグループ活動において必要の際随
時扱うことが考えられる。
- 高等学校 --
G1lv3、G3lv3、G4lv3、G5lv3は情報科の必履修科目の中でコミュ
ニケーションとグループでの問題解決の内容に関連して扱うことが
適している。
- 大学一般 --
G2lv3は、初年次の共通教育科目においてメディアの使いこなしと
いう形で 学ぶことが適している。とくにゲーム/VR/E-sports など
の新たなメディ アは、自身も企画/制作者になり得るという形での
位置付けが望ましい。
- 普遍的事項 --
G3lv4、G4lv4、G5lv4は、ゼミ、研究活動、卒業研究など において
実践的に身につけることが期待される。
- 大学専門 --
G1lv4は、[言心]では言語学/心理学的なコミュニケーションの分
析、[社経]では社会学的なコミュニケーションの分析を扱う専門基
礎科目が考えられる。 他分野の学生もこれらの科目のいずれかを
受講することが望まれる。G2lv4について は、[哲法]では政治とメ
ディアや社会とメディアの関係について扱う専門基礎科目、[言 心]で
は言語とメディアや地域 のメディアのテーマを扱う専門基礎科目、
[社経] では 社会や経済全般とメディアの関係を扱う専門基礎科目
が考えられる。
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