Up
|Prev
|Next
page 27
K. 問題解決
- K1. [問題の発見/記述/分析] 問題を発見/記述/分析したり、問題
解決に向けた作業を行ったりする技能。(汎用:問題解決)
- lv1: 与えられた状況の中から問題を発見/指摘/記述できる。(★高必→中情)
- lv2: 問題とそれに影響する事項の関連を定式化したり分析したりできる。(高必)
- ★lv3: 問題解決の収束的/発散的手法を実践したりその結果をまとめたりできる。(高必)
- lv4: 問題に対する解を系統的に作り出し実践したり結果を評価したりできる。(大普)
- K2. [問題解決プロセス] 問題解決プロセスを段階を踏んで実行で
き、必要に応じてブラッシュアップ/反復実行/改良が行える技能。
(汎用:問題解決)(汎用:主体性)(専門:システム)
- lv1: 問題解決プロセスを理解し、段階を踏んで実行できる。(★高必→中情)
- lv2: 問題解決の結果を評価し、必要なら反復改善を行える。(高必)
- lv3: 問題解決プロセス自体を記録/評価し、課題認識や改善が行える。(大情)
- lv4: 問題に合った問題解決プロセスを選択/構築でき実践できる。(大普)
- K3. [客観性と主体的な態度] 自分や他人が持つ問題を客観的に捉
えたり、その解決に向けて主体的に調べ/学んだりする態度。(汎
用:チーム)(汎用:主体性)
- lv1: 自分や他者が持つ問題について冷静/客観的に捉えて記述できる。(高必)
- lv2: 問題の重要な要素について実際に裏付けを取ったり確認したりできる。(大普)
- lv3: 「誰にとっての問題か」「解決が必要な問題か」などメタに検討できる。(大普)
- lv4: 問題が単純に解決できない時にそれに対処する方法を考えて実践できる。(大普)
- K4. [問題解決を行う能力] 情報に関わる知識/技能/態度を活用し、
自らの問題解決を行う能力。(汎用:問題解決)(汎用:主体性)(専門:
システム)
- lv1: 自分の問題に対し記述/説明/分析/解の検討などが行なえる。(高必)
- lv2: 自分の複数の問題の相互関係や優先度などメタな検討が行なえる。(大普)
- lv3: 社会や周囲の状況と自分の問題の関係を把握した上で検討できる。(大普)
- lv4: 自分および周囲にとって好ましい問題解決を判断/選択し実践できる。(大普)
- (学校段階ごとの注記)
- 中学校 --
K1lv1、K2lv1は、技術科の中でさまざまな問題解決を行う際に 意
識して体験させ、他教科やその他の問題解決場面にも適用させたい。
- 高等学校 --
K1lv2、K1lv3、K2lv2、K3lv1、K4lv1は、情報科の
必履修科目の中で問題解決の一環として実践を通じ扱う。K1lv3の
収束的/発散的手法はそれぞれ生徒の状況に応じて適切なものを選
び実 践する。
- 大学一般 --
K2lv3は、大学初年次教育などの一環としてプロセスを意識 したプ
ロジェクト等の形で実践体験を持たせることが考えられる。
- 普遍的事項 --
K1lv4、K2lv4、K3lv2、K3lv3、K3lv4、K4lv2、K4lv3、K4lv4は、研
究活動や卒業論文などの一環として総合的に身に付けさせる。
Up
|Prev
|Next